<記録。>

僕がこの数ヶ月で学んだことは、
やはり「失敗には意味がある」ということだった。
それ以上に「失敗は学んでこそ意味を持つ」ということを
身をもって実感した。
換言すれば「万物には意味が内在する」ということだ。


失敗を成功に繋げるためには時間がかかるし、
精神的にもエネルギーを要する。
失敗を直視して原因を掘り下げるという作業は
言葉で表現するほど容易いものではない。
しかし、それはこの上ないチャンス。
自分に足りないものを神様が示唆して下さる稀少な機会だ。
そこから逃避するのではなく「自発的に」学ぶことで、未来は変わる。
社会人になる前にこういう経験が出来て良かったと思うし、
いい意味で、余程のこと以外は乗り越えていけるという自信も付いた。


最初の面接で、伝える力が弱いというご指摘を戴いてから3ヶ月。
「説得力がある」「眼力が強いね」というお言葉を戴けるようになった。
「アクティブ」「力強い」「エネルギッシュ」という言葉も。
半年前まで自分とは疎遠な言葉だと思っていた。
自分を変えたものは間違いなく失敗であり、挫折である。


あらゆる面から自身を見つめ直し、存在価値さえも疑い、
今まで積み上げてきたものをぶち壊すことで、核が見えた。
自分の中の揺るぎないものを認識することが出来た。
それからは不思議とリラックスして望むことが出来た。
僕はそれまで自己というものを表層部までしか知らなかったようだ。
それは自分のコンプレックスから目を背けていたから。


ぶつかって、否定され、立ち上がって。
悪夢のようなループの中から、1つずつ学んだ。
それは本当に出口のない迷路のようだったけど、多くの人が経験すること。
数%のエリートの中には経験することなく未来を得る人もいるかもしれない。
でも敢えて僕は言いたい。
こういった経験ができて、この上なく幸運だということ。
うっすらと見えた光に導かれて、なんとか外に這い出ることが出来た今。
心からそう思えるのです。


現在はつぎの迷路を探しているところです。平穏はむしろ落ち着かない(笑)


自分の教訓がそのまま他の人にも当てはまるということはないと思う。
だけど、今がんばってる人、悩んでる人が、
少しでもポジティブな気を持っていただけると幸いです。
(どん底だった僕をこの日記で知っている方なら、少しは伝わるでしょうか…;)


忘れたくない経験なので此処に残しておきます。