暴力の世界

争いはどうして 起こってしまうのだろう

そこに理由はないんだろう  そこに理由はないんだろう

殴りたいから殴るんだろう  殺したいから殺すんだろう

そこに理由はないんだろう  そこに理由はないんだろう

悲しみでこの世界は 作られているから

僕はあの娘とふたりで ぶっ飛んでいたいのさ

LOVE & XXX チルドレン この子達は守りたい


THEE MICHELLE GUN ELEPHANT 「GIRL FRIEND」



夕食どき、流れたNEWSがショッキングだった。
まあ、それ自体は全然、珍しくもないんだけど。
でもその事件には本当に心を突き刺され、思わず箸を置いた。
被害者の尊厳のためにここには記されてないのかもしれないが、
殺しただけじゃない。もっと悲惨な事が起こった。最悪の辱め。わかってもらえると思う。
遺された夫の気持ちを考えると、悔しくて仕方なかった。
僕は食器を片付けた。


死刑にまつわる議論はいろいろあるけど、
俺は殺人者に人生を歩み直すチャンスを与えるのは、反対。
そんなやつらさっさと、殺してしまえばいい。
被告が獄中から友人に出した手紙には、反省の色がまったく見られないとか。
こんなことが許されていいのか?
そんな簡単に出てこれるなら、同じような悪人がどんどん増えると思う。


昼下がり。いつもと変わらない空。
子供の世話をする女性。ドアが開く。乱暴目的で刃物を持った男が入ってくる・・・


そんなことが許されていいのか。
そんな世界が許されていいのか。


僕らはあくまで傍観者。
傍観者にできることは。


最低でも、気をつけましょう。
そういう危険があるということを、心に留めましょう。
鍵は閉めましょう。
アチェインもつけましょう。
相手を確認してから、ドアを開けましょう・・・
それしかないんだよね。結局。
無念のまま死んでいった人のためにできること。
そして自分のためにできること。
それは、そんな悲劇があったという事実を忘れないこと。


そしてそんな世の中だけど


そんな世の中だから



大切な人のこと 絶対守りたいって思う。

何があっても。



でもそれにも限界があるから

やっぱり個人もしっかり気をつけないといけない。

旦那さんも、そりゃいつもそばで守っていたかっただろう。

最愛の人と、愛の結晶。新しい命。

仕事だったから仕方ない・・・でも・・・


無念だろうな・・・。



みんな、ちゃんと気をつけようね。

忘れないで。

ひとつ裏を返せば、

僕らが生きている場所は、暴力の世界だと言うこと。



考えたくないけどね。