foolish blue


週末になりました。
友達の中に仕事で病み出した子がちらほら。
内定を取った子もちらほら。進路先に悩む子もちらほら。
人生は映画のフィルムのように巻き戻せない。
だけど引き返すことは出来る。
ただ痛みのない道なんてない(多分)
無数に伸びるのは荊が生い茂った道。
少し賢くなって靴を履く。上手く回避することを覚える。
迂回した先でガラスの破片を踏んだりする。
蜜に夢中で刺されたりする。ほどけた靴紐につまずくこともある。
自分の性格を考慮するに、多分何処に属してようが大差はない。
抜けたネジは何処に居ても欠陥。
誰が見ても不良品。


暗いことを言ってしまった。
休みはいい。
こんな自由が当たり前では勿体ないなと思う。
魔法で学生に戻れても、これが毎日だとやはり無駄に過ごしてしまうだろう。
無くして初めて気づく価値が多すぎる。
そしてこれから無くすであろうものの多さに、気が滅入る日常。
そして気を滅入らせる間にも、若さを消費している七月馬鹿。
ネジは外れたままで。夏の訪れを歓ぶ。