先週末、京都にルノワールを観に行った。
ゆったりと流れゆく時間の中で
感覚が円く研ぎ澄まされた気がする。
僕は人物画にはあまり感動を覚えられず、
どちらかと言えば風景画が好きだ。
(もっと言えば一見意味を成さないような抽象画が好き)
でも彼の描く人物画はどこか親しみやすかった。
愛息の絵から伝わる、父としての優しい眼差しに心温まった。
背景との色のコントラストに
彼の心が表れているように思った。
印象派の作品は特に顕著に心がキャンバスに投影されるので
あれこれ想いをめぐらせるのが面白い。
例えば朱いドレスに朱い背景を合わせた意味など…
個人的には燃えるような恋を感じますね