歪む白昼

時が経過するスピード以上に心の移ろいは速いと
想うのは私だけでしょうか。*1
時計の針の速い遅いは心の速度に依存する。
常に歩幅を合わせていればどちらに感ずることもないのかな。
性格上不可能だけど。


月曜日、高校からの親友たちと呑んだ。
深い話が交わせて非常に嬉しかった。
お酒の美味さは話の密度に比例することを実感。


その時に神戸の焼菓子を戴いた。
心を解きほぐす天使のように優しい味でした。
朝が濃いめのアイスコーヒーとそれで始まる。
そんな幸福感に何時までも浸っていたい。
食べきってしまうのが勿体ない程です。
が、悲しいかな既に残り僅か…。
装飾を含め見た目もとても美しかったです。*2


同時に戴いた椎名林檎の作品にもすこぶる衝撃を受けた。
早くも自己の中で重要な位置を占め出して居る。
心と同じ色の音をまるで見透かしたように潔く鳴らされて、
エスチョンが無数に浮かぶ中、笑うしかないほど感動している。
毎回のことながら選曲のチョイスも最高だったし、
何より歌詞と感想を味わいながら聴けるのが良かった。
彼女の音には以前から触れていたにも関わらず、
不思議と初めて本当に出逢えた気がした。
中でも「心」「ギブス」「落日」はぽかりと空いた虚ろな穴に一瞬で浸透した。
過去の作品にも再び触れてみたいと思いました。

*1:忙しさはそのままで気持ちだけが緩んできた。

*2:「うなぎの寝床」というお菓子があって、それだけ由来が謎でした…。